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ニッキン・2022年1月1日号

《お知らせ》
本号は2022年1月1日号と1月7日号の
合併号で新年号となります。

主な記事

2022年1月1日号1面 特集 金融パーソンの未来図 ありたい姿 切り拓く

  • 人事施策
  • 特集

 デジタル技術の急速な進展や社会・顧客ニーズの多様化が金融パーソンに変革を迫っている。転換期に求められるのは一人ひとりが主体的に「ありたい姿」を描き、行動する「キャリア自律」だ。社内外公募制度や職制転換などの仕組みを活用し、自らの手でキャリアを切り拓(ひら)く人たちを追う。
 ■副業で夢叶える
 「農業界を変えられるのはあなたみたいな人しかいない」。農家からの感謝の言葉は、それまでの苦労が報われた瞬間だ。小畑(こばた)宗一朗(そういちろう)さん(33)は2021年1月…

【写真】みずほ銀行の小畑さん(右)。写真は副業で起業したレコルトの代表として21年7月に山梨県の農家を訪問した時に撮影

2022年1月1日号2面 特集 インタビュー 高島・全銀協会長、「銀行の使命」十分発揮を

  • 経営
  • インタビュー
  • 特集

 対話深め脱炭素へ解決策
 新型コロナウイルス感染症の発生から3年目を迎えた2022年。感染症の完全終息が見通せないなか、銀行界は、企業の成長・再生サポートや「脱炭素」社会の実現に向けて新たな一歩を踏み出す。全国銀行協会の高島誠会長(三井住友銀行頭取、63歳)に展望を聞いた。
 ■迅速かつ柔軟な再生に
 ――21年の総括と22年の見通しを。
 「コロナ禍は続いているが、世界経済は回復基調が見えてきた。ただ、ワクチンをしっかりと接種できた国と…

2022年1月1日号3面 特集 2022年 景気見通し、「正常化」機運もリスク併存

  • 社会
  • 特集

 2021年も新型コロナウイルスに翻(ほん)弄(ろう)された日本経済。ワクチン接種の進展で感染者数は急減し、足元では低迷が続いた個人消費を中心に持ち直しの動きをみせる。一方、世界的な経済回復に伴い、米欧ではインフレ率が歴史的な高水準。国内でも企業物価などで資源高の影響を受ける。「正常化」への道を探る22年は、感染状況を含め多様なリスクがつきまとう。
 ■景況感がプラス圏浮上
 変異株(デルタ株)の出現は、世界の感染状況を一変させた。20年に米欧比で低水準だったアジアの新規感染者数は…

2022年1月1日号4面 特集 インタビュー 経営者2人に聞く 新しい資本主義実現へ

  • 経営
  • インタビュー
  • 特集

 岸田文雄首相が打ち出した「新しい資本主義」。アフターコロナを見据え「成長と分配の両立」を掲げる。官民のDX(デジタルトランスフォーメーション)、スタートアップ企業育成、中小企業の活性化といった目標達成に向けたポイントや、金融機関に求められる役割は何か。2022年の針路を探るため、政府が新設した「新しい資本主義実現会議」の構成員を務める2人の経営者(シナモンAI・平野未来社長、ダイヤ精機・諏訪貴子社長)に聞いた。

【写真】ダイヤ精機・諏訪貴子社長(左)、シナモンAI・平野未来社長(右)

2022年1月1日号5面 特集 地域金融 当地の2022年を占う(上)、東日本編

  • 経営
  • 特集

 日本列島は約1070の地域金融機関が共存する。各地の2022年をニッキン現地支社局が占う。2回連載の初回は東日本編、次回(1月14日号)は西日本編。

 ■北海道、業態間連携の深化へ
 コロナ禍で観光業が打撃を受け、今も影響が続く北海道。コロナ後の見通しと相まって、人口の減少や札幌一極集中など従来の構造問題も背景にした地域振興への課題は重みを増す。一方、2030年度の北海道新幹線札幌延伸を見込み、JR札幌駅周辺や中心市街地では…

 【写真】北海道新幹線延伸への拡幅工事が続くJR札幌駅(北口、札幌市北区北6条西4丁目)

2022年1月1日号6面 特集 記者座談会、ガバナンス問題に焦点、再成長へ鍵握る脱炭素

  • 経営
  • 特集

 コロナ禍が3年目に入る2022年は、金融界にとってどのような1年になるのか。各業態の担当記者が21年を振り返りつつ、注目点や課題について語り合った。

 ■同一県内の再編相次ぐ
 デスク 21年は同一県内の地域銀行再編が相次いだね。第四北越銀行や三十三銀行が発足し、…

【写真】(左)伊藤行記・愛知銀行頭取(右)小林秀夫・中京銀行頭取(2021年12月10日、名古屋市)

2022年1月1日号7面 特集 オルタナデータに注目、新価値創出へ活用機運

  • ネット・システム
  • 特集

 「POSデータを活用し、四半期開示に先立って企業動向を予測」「スマートフォンの位置情報から工場に出入りする作業員数を計測し、稼働率を判断」――。こうした新手法を用いて、金融機関が新しい洞察を得ようとしている。主役となるのは「オルタナティブデータ」だ。決算情報など、伝統的に分析されてきた情報の「代替物」(オルタナティブ)となる非伝統的なデータの総称である。海外で先行する利活用に向けた動きが、国内でも注目され始めている。

 ■海外で9割超活用
 気象情報やPOS売り上げデータ、記者会見の動画、カード利用状況、衛星写真など、…

【写真】オルタナデータから得られる洞察について議論するナウキャストの辻中社長(右奥)とメンバー(2021年12月2日)

2022年1月1日号8面 特集 2022年金融界の課題 顧客と「持続可能性」描く

  • 経営
  • 特集

 顧客と共に持続可能な成長ビジョンを描く――。2022年は「サステナブル経営」が始動する1年だ。脱炭素やコロナ後の企業支援といった中長期の難題にどう立ち向かうか。金融機関自らの「パーパス(存在意義)」を掲げることで、課題解決の道標(みちしるべ)としたい。

 ◆排出量の測定を支援
 SDGs(持続可能な開発目標)・ESG(環境・社会・ガバナンス)は、いまや経営の…

【写真】三菱UFJ銀行が投融資している米カリフォルニア州の水素ステーション事業

2022年1月1日号10・11面 特集 金融パーソンの未来図、社内外で新たな挑戦

  • 人事施策
  • 特集

 “越境学習”未来拓く
 自律的なキャリア形成とその能力開発・向上の機会として注目されるのが、「越境学習」だ。会社・職場外での学びの機会や社内ジョブ・キャリアチェンジなど幅広い成長機会を提供することで、今までとは異なる考え方やモノの見方、新しい知見やスキルの獲得が期待できる。金融界でも社内外での成長・挑戦を後押しする枠組みの導入が広がりつつある。そうした取り組みに自ら手を挙げ、学び、挑戦し、成長を続ける金融パーソンを取材した。(▼1面参照)

 ■バイオベンチャーに兼務出向、外の世界・肌で感じる
「『新たな市場を作りに行く』。そう言って本気でゲームチェンジを狙う彼ら彼女らから、大きなパワーをもらっている」。サステナブルな独自の人工構造タンパク質素材を開発し、量産化を目指すバイオベンチャーのSpiber(山形県)。三菱UFJ銀行の齊藤智氏(46)は…

 【写真】「Spiberでの仕事は現場感覚や肌触り感があり、楽しくやっている」と話す齊藤智氏(2021年12月8日、三菱UFJ銀行本館)

2022年1月1日号17面 地域銀行・信金、購買価格適正化を支援、ゼネラル・パーチェスと

  • 取引先支援

 地域銀行や信用金庫が、中小企業の購買価格適正化支援に乗り出し始めた。購買コスト分析サービスを展開するゼネラル・パーチェス(GP、東京都)と提携し、DX(デジタルトランスフォーメーション)による企業の収益改善を促す。2021年12月13日に民間金融機関で初めて北陸銀行が同社と提携し、中小企業への提案を開始。22年1月には第二地方銀行1行と信金1先も開始予定だ。その他にも約60の地域金融機関が連携を検討している。
 中小企業は通信機器から警備機器、消耗品、エレベーターやドアセキュリティーの…

レギュラー企画

『寸言』 金融機関の使命 (1面)=半沢 淳一・三菱UFJ銀行頭取

企画・特集・連載など

インタビュー (3面特集) 早川 英男・東京財団政策研究所 主席研究員
“ポストコロナ”に向かう年
投信窓販優績者に聞く (17面) 君津市農業協同組合・杉森 祐介さん
投資を野菜に例えて説明
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「寅年」の株式市場 (19面トップ) 米金融政策と政局が焦点
変動激しい展開か

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