2019年5月10日号3面 三菱UFJ銀行・三井住友銀行、総合職に一本化
定年65歳延長や育休推奨も
三菱UFJ銀行、三井住友銀行で相次ぎ新たな人事制度の策定が活発化。三菱UFJ銀は、男性行員に育休促進を図るなど運用を見直していく。三井住友銀は、定年を65歳までに延長する。
三菱UFJ銀は4月から勤務地のエリアを限定する「総合職特定」を…
2019年5月10日号8面 特集 関東甲信地区・地域銀行6行、AI・RPAが加速、構造改革の切り札に
効率化し営業強化へ
関東甲信地区の6地域銀行は、多種多様な情報や業務を、IT化・省力化する人工知能(AI)やRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)を加速している。具体的な取り組みをみた。
2019年5月10日号9面 フィンテック企業トップに聞く、金融と技術の将来像
「フィンテック」という言葉が認知されて数年がたつ。ブーム的な盛り上がりは落ち着き、金融とテクノロジーの融合の真価が問われるフェーズに入る。家計簿アプリ「マネーフォワード ME」を中心にサービス領域を広げるマネーフォワードの辻庸介社長と、100万事業所が利用するクラウド会計ソフト「freee」を提供するfreeeの佐々木大輔CEOにフィンテックの将来像などを聞いた。
【写真】マネーフォワード・辻庸介社長(左)、freee・佐々木大輔CEO
2019年5月10日号16面 特集 関西地区金融機関、次世代店舗、新たな地域交流拠点に
【大阪】関西地区では、キャッシュレスや高齢化社会に向けた次世代型の店舗が相次ぎオープンしている。地域の重要なインフラとして機能する新時代の金融機関店舗のカタチとは―─。顧客への新たな価値創造を目指す地域金融機関の店舗をまとめた。
【写真】若手アーティストを招いた「壁画ライブペイント」には多くの家族が参加(2018年10月、紀陽銀行ナンバスクエア)
2019年5月10日号17面 特集 東海地区・存在感高める地方銀行系シンクタンク3社
グループ連携で相乗効果、地元の魅力発信に注力
【名古屋】東海地区の地方銀行系シンクタンクが存在感を高めている。地域経済や景気動向を調査・研究するだけでなく、それぞれの地元が抱える課題を銀行本部や営業店と共有しソリューションの質を相乗効果で高めている。また、地元に根差したイベントや施策をグループ各社と連携して展開することで「地域の魅力発信」にも注力。地域活性化により地銀のビジネスも発展させるという好循環を生んでいる。
【写真】事業承継の課題に対応するため、百五銀行と百五総研が共催した後継者育成塾を開講(4月18日、百五銀行津新町支店)
2019年5月10日号18面 特集 東北地区地銀、高齢客対応に傾注、課題解決へ信託・保険活用
【仙台】全国でも少子高齢化が深刻な東北地区。管内の地方銀行では、相続時の資産承継を遺言書作成や執行で支援する信託や、認知症を発症するリスクに備えた保険など、シニア向けの商品やサービスが相次ぐ。“人生100年時代”といわれるほど超高齢社会が進むなか、地域との共存共栄が欠かせない地銀の最新動向や今後の課題を追った。
秋田県が高齢者世帯比率で全国トップ――。国立社会保障・人口問題研究所が公表した……
【写真】シニア世代の顧客に遺言信託などの商品を説明する東邦銀行の担当行員
2019年5月10日号19面 金融界、「令和」幕開けで祝賀ムード、10連休は大きなトラブルなく
約200年ぶりとなる退位により皇太子さまが新天皇に即位され、5月1日に新元号「令和」がスタートした。金融界も新時代の幕開けをポスターの掲示などで祝福するなど祝賀ムードに包まれた。心配された改元と10連休対応では、一部でシステムトラブルが発生したものの大事には至らなかった。
顧客対応では、連休中に営業店を開けた地域金融機関もあった。新潟県の塩沢信用組合は……
【写真】地元飲食店の店主が両替のため来店(塩沢信用組合本店、5月1日)
2019年5月10日号20面 肥後銀行水前寺支店、RAF観点の営業強化、収益拡大へリスクテイク
役務収益は5500万円
【福岡】肥後銀行水前寺支店(阪田秀規支店長=行員30人うち女性12人。パート4人)は、同行が掲げる「課題解決銀行」戦略に基づき、リスクアペタイト・フレームワーク(RAF)やソリューション営業による収益拡大に取り組んでいる。大型案件組成による手数料徴求や、事業性評価に基づく融資を強化。2018年度貸出金は前年度比7.3%増、52億3千万円純増した。
阪田秀規支店長は18年4月に着任。熊本地震から2年がたち、復興効果の薄れを懸念。また、同店では、貸出金の純増に反して……
【写真】お菓子の香梅の副島隆会長(左)から、4月に完成した新工場を案内される阪田秀規支店長(4月23日、阿蘇郡西原村)
2019年5月10日号7面 特集 首都圏金融機関、認知症対応が活発化
金融機関では、高齢者の認知症対策が喫緊の課題だ。地域コミュニティーの参加・協力が欠かせない「徘徊(はいかい)高齢者」探索のほか、生前贈与や成年後見制度を利用した預金の取り扱いも活発になってきた。利用者の安心・安全に力を注ぐ首都圏金融機関の取り組みをみた。
「サービス介助士」を配置
本人の意思確認ができなくなる高齢者の…
【写真】横浜銀行も参加した実証実験の運営本部。高齢者役が次々と“保護”された(3月9日、藤沢市内ショッピングモール)
2019年5月10日号6面 特集 教えて!ニッキン博士・「銀行決算」の見方
もうけの仕組み・ポイント点検
まもなく銀行の2019年3月期決算発表が本格化します。新入行員も多いこの季節。自行の理解を深めるためにも、銀行決算のポイントを再点検してみましょう。
銀行経営が厳しいと言われる理由は…