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ニッキン・2021年8月6日号

主な記事

2021年8月6日号1面 金融庁 外貨保険で引き下げ要請、“時間差手数料”にメス

  • 法令制度政策
  • 投信保険
  • 手数料

 顧客説明充実が課題
 金融庁は生命保険会社に対し、外貨建て保険の解約時に徴求するタイムラグマージン(時間差手数料)※の見直しを要請する。契約者からの苦情を受けてではないが、各社へのモニタリングを通じて、手数料水準や情報開示状況が必ずしも顧客本位とは言えないと判断した。具体的には、手数料引き下げの検討や、契約締結前交付書面に解約返戻金への影響度合いの記載を求める。近く監督指針を改正する。
 主要な販売チャネルである地域銀行など代理店との協力も求める。金融庁の調査では…

※タイムラグマージン 基準となる解約利率の設定日と解約日の差、さらにその後の運用資産売却までの時間差で発生する保険会社の費用(損失)に備える手数料。市場金利の変動を解約返戻金に反映させるMVA(市場価格調整)という仕組みを持つ商品に設定される。計算式は複雑で、解約時期によっても返戻金への影響度合いは異なる。

2021年8月6日号16面 【地域がわかる】近畿地区地域銀行の資格取得支援策

  • 人事施策

 コンサル強化へ専門知識
 【大阪】近畿地区の地域銀行で行員の資格取得支援策が広がっている。多様化する顧客ニーズに応える高いコンサルティングを提供するため、行員は自己啓発の一環で専門知識を習得。人事・研修部署は特別講座の設置や奨励金支給などで後押し。主な地域銀の資格取得に向けた取り組みをみた。

 【写真】みなと銀行は、FP1級、CFP、宅地建物取引士の合格者に武市寿一社長が表彰状と記念品を授与し、取得への努力を労う(7月9日、大森みなとビル)

2021年8月6日号3面 金融界 「ゼロゼロ」出口に挑む(下)危機克服へ問われる力量

  • 融資

 2020年度に全国の信用保証協会が保証を付与した融資の件数は前年度比約3倍の194万件、金額は同約4倍の35兆円。実質無利子・無担保(ゼロゼロ)融資で膨張した貸付債権と、どう向き合うか。危機克服に向け、金融機関の力量が問われる。
 ■懸念されるモラルの崩壊
 「逃げられた」――。中国地区の地域銀行支店長は唇をかんだ。広島市最大の歓楽街、流川・薬研堀。複数店を営むゼロゼロ融資先の飲食業者が廃業し、連絡が取れなくなったのだ。
 「緊急の要請」に応え、プロパーで1200万円を追加融資した矢先だった。のちに…

【写真】地域銀行の融資先飲食店が逃げた広島市の歓楽街。コロナ禍で営業継続を断念した店は多い(8月2日、流川通り)

2021年8月6日号4面 MUFG、オープン変革へ出資、5年間に40社1200億円

  • 取引先支援

 協業で10超の新事業
 三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)はオープンイノベーションの取り組みで新事業を創出している。戦略ファンドによる出資や新興企業育成の枠組みを構築し、過去5年で40社超・1200億円を出資。協業により10以上のサービスを生み出してきた。
 スタートアップ企業支援の枠組みは、コーポレートベンチャーキャピタル(CVC)ファンドによる出資と、…

2021年8月6日号7面 地域銀行、取引先のSDGs支援広がる、「宣言」策定後押し

  • 取引先支援
  • 地域貢献

 地域銀行が、地元企業に対してSDGs(持続可能な開発目標)経営の支援を強化している。すでに地域銀の約8割がSDGsの方針を打ち出しているが、その取り組みを行内だけでなく地域に広げる流れが加速。企業にとっては事業拡大や人材確保につながることから、各行はソリューション提供の一環として展開する。
 SDGsの取り組みで先行する大手損保と提携してサービスを始める…

2021年8月6日号8面 新連載・連携と絆(1)、よい仕事おこしネットワーク、今こそ生きる連携の力

  • 取引先支援
  • 地域貢献

 信用金庫法70周年を迎えた今年。コロナ禍の中小企業支援に挑む信金界の「連携と絆」を6回連載する。

 “よい仕事おこし”の始まりは、東日本大震災まで遡(さかのぼ)る。城南信用金庫に東北出身の職員が多く、…

【写真】2020年のフェアは全国のコメで作った日本酒「絆舞」の鏡割りでスタート(2020年11月5日、羽田イノベーションシティ)

2021年8月6日号9面 信組、組合員数400万人へ、10年間で21万人増加

  • 経営

 全国の信用組合の組合員数が400万人の大台に迫っている。全国信用協同組合連合会の集計によると、2021年3月末で398万2904人となり、10年間で21万人(5.6%)増加した。直近3年間でも年5千~1万7千人増加しており、早ければ21年度中にも400万人に到達する可能性がある。
 信組は、相互扶助の理念に基づき、組合員が預金し合い、必要な時に融資を…

2021年8月6日号18面 新連載・キャリアを描く(1)本部の仕事、トラスト・ガレージ 田中聡CEO

  • 人事施策

 本紙では「キャリアを描く 本部の仕事」を連載します。若手社員が本部の仕事を身近に感じキャリアを描き、金融機関の将来についてより自分事に考えてもらうきっかけになるように本号から8人の行職員を紹介します。

 田中聡氏(40)は、三井住友トラスト・ホールディングス(THD)が4月に設立したデジタル戦略子会社「トラスト・ガレージ」の…

【写真】「興味がない業務でも将来必ず役に立つ。出会った仕事や人を大切にしてほしい」と語る田中CEO

2021年8月6日号17面 主要証券10社の2021年4~6月期決算、7社が増益・黒字転換

  • 経営

 収益の多様化が貢献
 インターネット証券会社を含む主要証券10社の2021年4~6月期決算は、純利益ベースで7社が増益・黒字転換となった。海外株式市場に比べ伸び悩んだ国内の相場環境を背景に、株式委託手数料による増収が期待できないなか収益源の多様化が貢献。2021年3月に発生した米投資会社アルケゴス・キャピタル・マネジメント関連とみられる損失が響き、野村ホールディングスは減収減益、三菱UFJ証券ホールディングスは赤字となった。
 野村ホールディングスは1~3月期に続き米国顧客との取引による654億円の追加損失を計上し…

2021年8月6日号19面 金融界、住宅ローンをLGBT対応に、沖縄県労金は公正証書不要

  • 融資

 「LGBT(性的少数者)を理由に利用できない金融商品があるのは非常に問題だ」――。こうしたLGBT当事者の声や社会的要請に対応し、銀行や協同組織金融機関で、法的婚姻関係のない同性パートナーが住宅ローンを利用できるように商品改定する動きが相次いでいる。
 連帯債務者や年収合算者における配偶者の定義に同性パートナーを加え、住宅ローンの申し込みを可能にするもの。金融商品の視点から…

2021年8月6日号20面 ワンチーム SDGs、愛知銀行春日井支店、太陽光パネル設置支援

  • 営業店

 独自の評価サービス提案
 【名古屋】愛知銀行春日井支店(長谷川貴之支店長=行員16人うち女性6人。契約職員2人、パート4人)は、コロナ禍の資金繰り支援を機に製造業を除く全業種の新規取引先数が増加。本業支援の重要性が高まるなか、取引先へのソリューション営業を強化し、SDGs(持続可能な開発目標)を切り口に太陽光発電事業への参入や食品業者のマッチングにつなげた。
 主要営業エリアは春日井市の中東部。市内の産業構成比率は製造業が約12%と低い一方、第3次産業の卸・小売業が高い。
 コロナ禍の悪影響の…

 【写真】東興青果の吉田彰社長(左)と情報交換する長谷川貴之支店長(中央)と浅井敬介主任(7月13日、東興青果)

社説/ニッキン抄

研修企画 (14面)

【2021年度金融ホームドクター養成】
※「金融ホームドクター養成」は過去掲載分も含め、「ニッキン プラザ」でご覧になれます。
【知識と実践力を磨く】 『FP実践力強化[18]=人生100年時代を踏まえた資産形成(1)』
『“そうぞく”に強くなる[18]=贈与の基礎知識(2)教育資金贈与』
『地域金融の未来―価値共創[18]=マニュアル廃止―検査・監督の全体像』
『金融コンプラ[18]=この説明は十分ですか(1)』
【金融法務】[18] コーポレートガバナンスコード改訂
自己診断テスト

レギュラー企画

『寸言』 対面会議の意義 (1面)=渡邉 昌一・日本銀行情報サービス局長
『一人一言』 坂戸市と関係構築へ (5面)=明治安田生命・根岸 秋男会長
『脚光』 グループ機能を最大化 (6面)=紀陽銀行頭取に就任した・原口裕之氏
『東西ペンリレー』 早朝の特急列車にて (12面)=トモニホールディングス社長兼CEO・中村 武 氏
『ちょっと一言』 繊細さと共に生きる (12面)=HSP専門カウンセラー・武田 友紀氏
『横顔』 統合は有力な選択肢 (18面)=東北財務局長・河村 直樹氏
万全の資金繰り支援を (18面)=北海道財務局長・明瀬 光司氏
『日銀支店長』 状況に応じて優先順位 (18面)=神戸支店長・山崎 真人氏
『スマイル』 元気、明るさ前面に (20面)=結城信用金庫・宮部 知美さん
『初支店長(718)』 いかなる時も“考える” (20面)=りそな銀行 国立支店長・高仲 麻美氏

企画・特集・連載など

フォーカス2021 (1面) アジャイル開発
ニーズに即応、価値高める
インタビュー (5面) 五十嵐・SBI損害保険社長
地域金融機関と連携
【マーケット・トレンド】 (5面) [株式]晩秋の解散総選挙 年末株高の呼び水になるか
 広木 隆・マネックス証券 チーフ・ストラテジスト
[債券]デルタ株感染状況と雇用情勢
 野地 慎・SMBC日興証券 金融経済調査部 チーフ為替・外債ストラテジスト
インタビュー (10面) 度会・日本労働者信用基金協会理事長
リスク分析で労金支援
いまさら聞けない 用語解説(6) (10面) 「ジョブ型」人事制度
経済価値ベースのソルベンシー規制
千里眼<330> (13面) MS&Consulting 社長・並木 昭憲氏
CS・ES向上を支援

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社説/ニッキン抄

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2022年5月27日号1面 【写真を読む】米作りで「金融」学ぶ

  • 地域貢献
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 【金沢】農林中央金庫富山支店は5月18日、農業と金融教育の融合プログラム「バケツ稲」の苗植えを実施。農林中金の職員(写真右)と片山学園(富山県射水市)の小学4年生32人がブランド米「富富富(ふふふ)」を育て、収穫米で名産「ますのすし」を作る。生産・加工・販売で“お金の流れ”を学ぶ体験型教育が始まった。